公園前もり眼科
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■2005年のスギ花粉について

近年、花粉症特にスギ花粉症は増加の一途をたどっています。 その原因としては戦後スギが大量に植林され、それらの木々が花粉産生可能な樹齢に達したことがあげられます。大気汚染の影響も示唆されています。交通量の多い地域のほうが少ない地域に比べて花粉症患者が多い結果がでています。また、地球温暖化の影響もいわれています。スギ花粉飛散数は7月の日射量、平均気温に相関するといわれています。2004年スギ花粉症患者数は少なかったです。しかし、2004年夏は暑かったため、例年よりスギの雄花の生長が良いと報告されていますので、注意が必要です。和歌山県では昨年の10倍と予測されています。他の地域では昨年の20倍というところもあるようです。ではどのような注意をすれば良いのかというと、1つめは抗原回避、つまり花粉に接触しないようにすることです。花粉飛散時期に外出をひかえることは難しいので、外出時は帽子、保護眼鏡、フィルターつきマスクなどを着用しましょう。保護眼鏡のかわりに普通の眼鏡、フィルターつきマスクのかわりに普通のマスクでもある程度は効果が期待できます。2つめは初期治療です。アレルギー性結膜炎では抗アレルギー点眼薬を、スギ花粉飛散開始の約2週間前(関西なら1月下旬頃ー注:年により多少の変動あり)から開始すると症状が軽くて済むと言われています。症状が出る前に早い目の治療をしましょう。



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